この度日本写真家協会に入会し、新入会員写真展に参加しています。
中華人民共和国を東から西へ1ヶ月かけて旅をし、かつてのシルクロードと一帯一路の拠点を撮影した写真を出展しています。


私が初めてこの国を訪れたのは2007年のことだった。
当時、駅舎の切符売り場やプラットホーム、バス停は喧騒に包まれていた。
人民元を握りしめた手を宙に突き出し、我先に、と人々が押し合いへし合い窓口や乗車口を目指して怒号が飛び交う。
それから10年後、再び訪れたこの国で目にしたのは、列をなして順番を待つ人々の姿だった。かつて先を急いでいた人々がスマホ片手に立ち止まり、順番を待つ姿を見て、この国とそこで暮らす人々の生活は大きく変わったのだ、と思わずにはいられなかった。
もう一度この国とそこで暮らす人々の生活が見てみたくなり、東の上海から西の新疆ウイグル自治区ウルムチまで、かつてのシルクロードと一帯一路の拠点を訪れて撮影した。

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公益社団法人 日本写真家協会（会長 熊切大輔）は、プロ写真家を擁し、種々の活動を行っております。その事業の一環である、恒例のJPS2023年新入会員展「私の仕事」を今年も開催いたします。今年入会した様々な分野で活躍する27名が出展する、彩り豊かな会員展となります。
ドキュメンタリー、コマーシャル、風景、人物など、それぞれの専門分野を活かした作品、１人2点の計54点（カラー･モノクロ）を展示いたします。写真家が何を見つめ、どう写真と向き合っているのかを感じ取っていただけたら幸いです。