第13回長野灯明まつり 2016年2月6日(土)~2月14日(日) 宿坊ゆめ茶会 信州善光寺玄証院 temple theater『平家物語』 主演:中西八枝 音楽・演奏:丸山景也 [公演日時] 2016年2月7日(日) 1・午後の部 15:30開場 16:00開演 2016年2月12日(金) 【「和」をたしなむ日】 2・午後の部 15:30開場 16:00開演 3・ 夜の部 18:30開場 19:00開演 [料金] 1、000円(要予約、1・2・3各回とも30名ずつ) [会場] 信州善光寺玄証院 長野市元善町444 電話026‐232-3685 JR長野駅よりバス(善光寺大門まで)で約10分 [お申し込み・お問合わせ]090-1829-0268(丸山) 長野灯明まつり公式HP 長野灯明まつり-Facebook 「祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり...」日本人誰もが一度は耳にしたことがあると思われる冒頭の書き出しで始まる「平家物語」登場人物の名前だけでも千名はくだらないこの長編軍記物語は作者不明と云われていますが吉田兼好の「徒然草」第二二六段には、 後鳥羽院の御時(おおんとき)、信濃前司行長(しなののぜんじゆきなが)、稽古の誉(ほまれ)ありけるが、楽府(がふ)の御論議(みろんぎ)の番に召されて、七徳(しちとく)の舞を二つ忘れたりければ、五徳の冠者(かんじゃ)と異名(いみょう)をつきにけるを、心憂き事にして、学問を捨てて遁世(とんぜい)したりけるを、慈鎮和尚(じちんかしょう)、一芸あるものをば下部(しもべ)までも召し置きて、不便(ふびん)にせさせ給ひければ、この信濃入道を扶持(ふち)し給ひけり。この行長入道、平家物語を作りて、生仏(しょうぶつ)といふ盲目(めしい)に教へて語らせけり。さて、山門のことを、ことにゆゆしく書けり。九郎判官(くろうほうがん)の事はくはしく知りて書き載せたり。蒲冠者の(かばのかんじゃ)の事は、よく知らざりにけるにや、多くのことどもを記しもらせり。武士の事、弓馬(きゅうば)のわざは、生仏、東国のものにて、武士に問ひ聞きて書かせけり。かの生仏が生れつきの声を、今の琵琶法師は学びたるなり。 と記されています。また、信濃の国所縁の木曽義仲のこと善光寺のことなどが物語に登場して参ります。さらに義賊の名高い熊坂長範もこの時代に活躍いたしました。 勝てば官軍負ければ賊軍と云われ、歴史書は勝者の歴史とも云われます。今回は、「平家物語」の中でも人気の高い「扇の的」(那須与一のこと)を中心に、お届けいたします。