このたび、齋藤春佳、手塚太加丸、内藤由樹は、8月2日(金)から8月25日(日)まで、港食堂&ゲストハウス&ギャラリー[lit ]に おいて三人展「乱反射」を開催いたします。齋藤春佳、手塚太加丸、内藤由樹は、岡山県玉野市の港食堂&ゲストハウス&ギャラリー[lit ]で出会いました。齋藤春佳は絵画及びインスタレーションの制作を中心に活動している長野県在住の美術家です。 手塚太加丸は沖縄県を拠点に「そこにあるもので、そこにいる人と、そこにあうものを作る」をキーワードに様々な場所で「人の巣」を 作る制作を展開しています。 内藤由樹は大阪を拠点に全国を旅しながら活動中の写真家です。2013年9月にはTOKYO INSTITUTE OF PHOTOGRAPHYから祝島に住む独りの女性をテーマにした写真集「being」の発行が決定しています。 この3人がこの夏[lit ]で展示をします。 2013年の夏はこれから始まりますが、 この期間におこりうるできごとは、その次の瞬間には消えてしまいます。 けれど、 全部が終わって物自体が消えても、 その光を見た主体がその場所を立ち去っても、 いつかその場所自体が消えたとしても、 主体が見たすべてを忘れても、作品が腐っても、そこにあったすべてが消えてしまっても、もう一生会えなくても、 作品が、訪れる人や光によって変わる反射点として開かれたまま、現実に現れていることによって、 その時作品に当たって乱反射、シャッターを押す、巣、砂、苗、絵、ATフィールド、動的平衡、宇野駅、記憶、黒目、目に反射、沙弥島 の木、きゅうり、 lit 、灯台、引力、クーラー、汗、「セイタカアダチソウじゃない?」、インスタントカメラ、乱反射した光は、そのしりとりの最後の音が、唱え終わられて消滅してから、 同じ音を最初にもつ言葉すべてに開かれ続けているように、 光が当たって反射点が出来た瞬間から、 その後の反射方向のポテンシャルを無数にもっていて、 どこかへ当たってまた、別の方向に実際に反射、ずっと、消えないで、乱反射し続けていくことは、ありうるのではないかと、考えます。 当展示は瀬戸内芸術祭とは関連のない個別の企画ですが、瀬戸内芸術祭の期間中に行います。その期間に様々な地域から訪れる個人個人が、その日に訪れたからこそ、出会う人や出会うできごとがあるという特性をゲストハウスという場所は持っています。そのような場所で、訪れる人と作品がその瞬間限りの迎合を果たし、人自体も、作品も、その一瞬の反射点によって反射しあい変化しあう展示空間を作ることで、一定期間で消えてしまう仮設的な展示における新しい価値を示します。この展示において、三人の作品と乱反射しあう空間と時間を皆様と共有できることを、心より願っています。また、 8月20日(火)には今回の展示に関連したパフォーマンスイベントを開催し、最終日25日(日)には、お世話になりま した関係者の皆様及び、お越し頂く方々へ御礼申し上げたく、クロージングパーティーを開催いたします。是非お気軽にお越し下さいませ。 「乱反射」 齋藤 春佳/手塚 太加丸/内藤 由樹 【会期】8月2日(金)ー 8月25日(日) ★8月20日(火)18:00~ パフォーマンスイベント 出演: 松縄春香/cow-suke (無料/投げ銭歓迎) ★8月25日(日)18:00~ クロージングパーティ (チャージ無料/恐れ入りますがアルコール二杯目以降実費となります) 【開場時間】食堂及びゲストハウスのオープン時間となります。(おおよそお昼頃から夕方頃まで) 不定期となるため遠方からお越しの際は事前にお問い合わせくださいますようお願い申し上げます。 【会場】港食堂 &ゲストハウス &ギャラリー[lit ] <住所>岡山県玉野市築港1-4-4 <HP>http://unolit.tumblr.com/ <電話番号>0863-21-2725 【アクセス】岡山県 宇野駅 徒歩3分 / 宇野港 徒歩3分 【お問い合わせ】ranhansya2013@excite.co.jp 当展示は「瀬戸内国際芸術祭」とは連動していない個別の企画です。予めご了承下さい。 助成:公益財団法人福武教育文化振興財団 展覧会紹介ページ